日 時 : 2018年12月2日 14時~16時30分
場 所 : エセナ大田(大森駅周辺)
講 師 : 梅田 孝太さん(上智大学)
参加人数: 13人
参加者のコメント
・梅田さんのお話しやコメント、参加者のみなさんのご意見を聞くことができて面白かった。
・色々な考え方に触れるのが良かった。
・哲学者のことを何も知らずに参加させてもらった。自分が刺激される発言が多々あり、有意義な時間になりました。
・梅田さんの「超人」のとらえ方はクールだなと思った。
・「意志の否定」についてもう少し話したかったです。
・ニーチェを研究する人が研究者であって、愛好家ではないとおっしゃったことが興味深かった。
・初参加だったが、参加者の熱意があるなと思った。梅田先生の声がいい。
・大勢の方がご発言して、テーマについて、いろいろなご意見、ニーチェの考えが伺えて大変面白かった。
・梅田先生のプリントが非常にわかりやすく、良かった。
・参加者の話から色々考えることができて楽しかった。
参加者からリクエストのあった哲学者・本・テーマ
・ギリシア哲学
・ショーペンハウアー『自殺について』
★概要
満足度、難易度、参加費の3項目はばらつきが少なく高水準で、レベルの高い回だった。
感想の多くに、参加者の意見交換に関する評価が見られたことが示す通り、今回は最近のテツドクにしては珍しく、後半部分が先生への質疑応答で終わらず、参加者同士の対話がちゃんとできていた。
時間配分が適切であったことに加え、テーマ「復讐について」が身近に引き寄せて考えやすい題材だった点も対話が活発化した原因だったかもしれない。
なお、今回は20代と60代4以上の参加者がゼロと世代間のばらつきが少なかった。
こうした環境も対話のしやすい雰囲気づくりに貢献したと考えられる。
対話がうまくいくかどうかは、上に挙げた条件以外にも、もともと参加者の会への動機(先生の解説を聞きに来るスタンスの参加者が多いと対話は成立しにくい)にもかかってくるので、どうしても不確定要素は避けられないだろう。
運営側としては、対話を促す仕掛けは作れても、誘導することはできない(しすべきではない)。
進行の流れにまかせつつ、哲学的テーマと日常感覚をひっかける工夫ができればよいのではないか、と思う。