本と対話と哲学と

テツドク!@東京のアーカイブ

2019年7月15日 JSミル『自由論』

日 時: 2019年6月30日(14時~16時30分)

講 師: 島内 明文さん(東京大学

場 所: 東京ウィメンズプラザ(渋谷)

テーマ: 自由であるとはどういうことか

参加人数: 12名

参加者のコメント

・ディスカッションは興味深かった

・初めて哲学カフェに来てみたが、いろいろな意見や新しい概念、キーワードがとても楽しかったです。

・難しいテーマだったので、なかなか議論が活性化しなかったのが少し残念。

・こういうテーマで島内先生の話が聞きたい。

・後半、議論をメインにしていて、楽しかったです。

・すごく楽しかったです。

 

参加者からリクエストのあった哲学者・本・テーマ

・現代の哲学者

・真実存主義

アリストテレス倫理学形而上学

・マックス・ウェバー

 

★概要

全般的に満足度の高い回だった。

前半の講義と後半のディスカッションに対する評価は分かれたが、やや後半のディスカッションを推すコメントが多かったか。

ディスカッションは一つのテーマを掘り下げるというよりも、幕の内弁当的にいろんな意見がポツポツでてくる形で進行したので、見方によってはテーマが深まらなかったと思えたかもしれない。

ただ、「自由」というテーマの間口の広さ、切り口の多様性を考えれば、参加者がそれぞれの立場から自由に意見を表明しあう場で、同じテーマを深堀りする対話にならなかったのは、自然の成り行きだったともいえる。

 

前半の講義では「自由」の概念把握の在り方への言及に続き、アクチュアルな政治状況への応用に関する講師の舌鋒が鋭く、参加者の興味を引き立てた面はあったように感じた。

 

なお、今回も参加希望者が予定人数をオーバーしたため、途中で募集を打ち切った。

テツドクの認知度が広まってきた兆候かもしれない。