本と対話と哲学と

テツドク!@東京のアーカイブ

2017/7/30 西田幾多郎『善の研究』2回目

日 時: 2017年7月30日 14時〜16時

場 所: 銀座区民館

講 師: 大熊 玄さん(立教大学

テーマ: 『善の研究』から第三章「意志の自由」を読む

参加人数: 17人

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参加者のコメント(抜粋)

・対話になり、話が核心に入ってきた。「知っている、意識している」ことが内面から出たものなのか、それが自由なのか、どこで識別できるのか。

・本の内容説明は少ない方がもっと深く議論できたと思う。

・大熊さんのお話を聞いてみたかったので、今回のお話は良かった。

・人によって考え方がたくさんあると知れた。

・時間が足らない。刺激があって良かった。

・先生が第二部で話す時間を1/5にしなければならない。勉強会になってしまっている。

・対話にまで進まないのは残念ですが、自分の中での問いを深められて良かった。

・論点が偏っている人の意見が長くてNG。

・自分の自由意思で対話ができた。

・いろんな人の意見を聞けて大変有意義だった。

・西田の説明が分かりやすくて良かった。プリントも良かった。

・対話するには時間が足りないので、いっそ先生の講義形式でもいいのかも。

 

参加者からリクエストのあった哲学者・本・テーマ

ソクラテス

アリストテレス形而上学

・カント『判断力批判

マックス・ウェーバー

 

★概要

参加希望者が予想より多かったため、会場を変更した。(クラインブルー→銀座区民館)

会場変更によってか、若干名キャンセルが発生したが、それでも参加人数17名と多数を数えた。

前半は解説、後半は対話という形式での進行だったが、アンケートでは前後半の評価が2分された。

講師の解説評価派は3名、対話重視派は5名と対話(参加者の意見)を評価する方が若干多かった。(時間が足りないという問題意識は共通していた。)

哲学カフェと銘打つ以上、対話がないとダメだろうという意見もあったが、現実には他のテツドクでも見られる通りに、対話の時間でも、なかなか参加者同士の対話は進まない。

講師と参加者の個別での質疑応答に終わるケースが多く、これを良しするか、改善策を講じるのかの判断は今後の課題になると思われる。