本と対話と哲学と

テツドク!@東京のアーカイブ

2018年8月5日 西田幾多郎「善の研究」3回目

日 時: 2018年8月5日 15時~17時30分

場 所: 大田区民会館

講 師: 大熊 玄さん(立教大学

テーマ: 人格とは何か

参加人数: 19名

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参加者のコメント(抜粋)

・西田は非常に難しいと感じた。ですが、先生のお話が面白く、今後も勉強していきたいと思った。

・哲学と対話ができる良い機会だった。今後も学んでいきたい。

・今回の30分延長でちょうどよいと思った。

・善の意志の発展完成という話にユング曼陀羅の個性化過程を想起した。

・多くの人から活発に意見が出て、自分なりに勉強になった。論点が多く、もっと時間があればよいと思った。

・知的な自由は貴重。

・専門家の話を聞く機会は貴重だった。

・テーマで話すのは面白かった。テキストテーマだと難しい話が好きな人の独壇場となる。

・先生が素晴らしく、内容が腑に落ちた。

・口語訳で解説してくれたので、理解が深まった。

 

参加者からリクエストのあった哲学者・本・テーマ

西田幾多郎(3名)

実存主義

アリストテレス形而上学

九鬼周造

・新しい哲学

 

★概要

参加人数が多かったにもかかわらず、参加者の満足度は非常に高く、充実した内容だった。

 

会場の関係により、いつも(2時間)より長い時間(2時間30分)を使えたので、対話にさく時間を長くとることができた。

この構成が、内容の充実度に反映した面はあるだろう。

 

今後取り上げてもらいたい哲学者のアンケート欄でも、西田幾多郎が3名と今回の続きに期待した参加者がみられたことから、今回の内容が参加者の学びの意欲を刺激したものであったと推測できる。

 

テーマは難解であったものの、講師の日常生活体験とリンクさせつつ西田哲学を解説するスタイルがわかりやすく感じさせたのではないか。

 

参加費が割安だという評価も多くみられた。

 

評価点の多くの面で時間延長が功を奏したと思われる。