本と対話と哲学と

テツドク!@東京のアーカイブ

2016/7/31 西田幾多郎『善の研究』

日 時: 2016年7月31日 15時〜17時

場 所: 神保町 カフェ・クラインブルー

講 師: 大熊 玄さん(立教大学

テーマ: 西田幾多郎善の研究」を読む

参加人数: 13名

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参加者のコメント(抜粋)

・自分が読んで理解したと思っていても、全然違っていた部分がわかった。

・わかりやすかった。理解が進んだ。

・専門家のお話が聞けて楽しかった。

・先生が確実に丁寧に答えていただき、勉強になった。

・非常に面白い会だった。続けてほしい。

・変容の契機。自分の問いをまとめ、発言する難しさを実感した。

・先生が具体的な例をたくさん引いてくださったので、少しわかった。

・モヤモヤが腑に落ちてスッキリした。

 

参加者からリクエストのあった哲学者・本・テーマ

鈴木大拙(2名)

・時間論(永井均入不二基義中島義道

西田幾多郎(2名)

アリストテレス形而上学

 

★概要

参加者は事前に定員をオーバーし、キャンセル待ちが発生する事態となった。

参加者の推薦哲学者に関するアンケートで日本人哲学者がかつてないほど多く挙げられている点を鑑みると、生活感覚的に身近な同胞哲学者への関心の高さが感じられる。

 

内容に関しては全般的にうまくまとまったものの、議論が深化する方向に向かわず、先生との個別の質疑応答で終わってしまった印象を受ける。

逆に言えば、西田幾多郎善の研究」について参加者の先生に聞いてみたいというニーズが強く、参加者同士の議論に対する期待はもともと小さかったのではないかと考えられる。

 

若干、予定調和的な展開であったとはいえ、全体的な満足度は高く、次回(続編)への期待の高さも伺える良好な結果だった。