日 時: 2017年4月9日 15時〜17時
場 所: 神保町 カフェ・クラインブルー
講 師: 島内 明文さん(東京大学)
テーマ: アダム・スミス『道徳感情論』から「共感が世界を救う?」
参加人数: 19名
参加者コメント(抜粋)
・自分自身対話できなかったが、本に関する対話が大部分というイメージに反して、説明があったのに少し安心した。
・議論がグローバルになりすぎて、イメージできなかった。
・アダムスミスの本は難しかったので、読むのをやめようかと思っていたが、今日のテツドクに参加してもう少し読んでみたいと思った。
・普段均質化された大学の中で相互対話の機会がなかったので、とても面白く楽しかった。
・勉強になりました。当日の資料、とても貴重ですね。
・社会人になり、久々にこのような議論ができて楽しかったです。
・良く聞こえないところがあるうちに、ついていけなくなるのはちょっと辛い。
・理解がとても進んだ。
・わかりやすい解説が良かった。
・共感に興味があって参加した。個人的には道徳を作るためのツールが共感かな、と。
・自分には原書を読むのはハードルが高いので、実際のテキストを紐解く形ですすめてもらえると次につながると思います。(「まとめ」的なものではなく。)
・こういう場をいろいろ続けてください。
参加者からリクエストのあった哲学者・本・テーマ
・ニーチェ(2名)
・宗教的価値観から現代社会を見る
・マルクス
・ヒューム
・プラトン
・サルトル
・デリダ
★概要
参加者が19名とかなりの人数が集まった。
街中の小さなカフェで実施するには参加人数が多すぎたかもしれない。
コメントにもあったように、参加者間の距離が遠すぎて、声が通りにくく、議論に支障をきたした面は否定できない。
大人数の参加者のそれぞれのニーズに対して十全に対応するのは、困難であり、これが満足度に影響を与えたものと考えられる。(過去回に比べ少し満足度は低かった)
ニーズの多様性はコメントから拾うだけで、テーマ重視型、テキスト(原書)精読型、対話重視型、全般的理解(まとめ)期待型、と幅が広く、すべてに応えるのは不可能といえる。
とはいえ、大きく分けて、テキスト重視で行くのか、対話重視で行くのか、は今後検討していく余地はあるだろう。
なお、今回は参加費が高いと回答する参加者が比較的多かったが、大きな流れとしては参加費に対する不満感は低下傾向にあると分析できる。