本と対話と哲学と

テツドク!@東京のアーカイブ

2017/1/22 ヘーゲル『精神現象学』3回目

日 時: 2017年1月22日 15時〜17時

場 所: 神保町 カフェ・クラインブルー

講 師: 中岡 成文さん

テーマ: 『精神現象学』の「クレオンとアンティゴネ」から「自由」を考える

参加人数: 15名

 

 

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参加者のコメント(抜粋)

・ディスカッションは興味深かった。

・初めて哲学カフェに来てみたが、いろいろな意見や新しい概念、キーワードが発見、知れてとても楽しかったです。

・難しいテーマだったので、なかなか議論が活性化しなかったのが少し残念。

・こういうテーマで島内先生の話を聞きたい。

・後半、議論をメインにしていて楽しかったです。

・すごく楽しかったです。

 

参加者からリクエストのあった哲学者・本・テーマ

・現代進行形の哲学者

・真実存主義

アリストテレス倫理学

形而上学

・マックス・ウェバー

 

★概要

前半の講義と後半のディスカッションに対する評価は分かれたが、後半のディスカッションで展開された多様性を推す意見がやや多かった。

 

参加者のコメントにあったように、ディスカッションは一つのテーマを掘り下げるというより、幕の内弁当的にいろいろな意見がポツポツ出てくる形で進行したので、見方によってはテーマが深まらなかったと思えたかもしれない。

 

ただ、「自由」というテーマの間口の広さ、切り口の多様性を考えれば、参加者がそれざれの立場から意見を表明しあう場において、一つのテーマに沿って深堀するという対話形式にならなかったのは、ごく自然な成り行きだったといえる。

 

前半の講義では「自由」の概念把握の在り方と同時に、アクチュアルな政治状況への応用についての講師の舌鋒が鋭く、参加者の興味を引き立てた面があったのではないか。

 

なお、今回も前回同様、参加希望者が予定定員を超過したため、途中で募集を打ち切った。

 テツドクの認知度が一定以上になりつつあるものと推測できる。