日 時: 2016年12月17日 16時〜18時
場 所: 横浜・関内 アーキシップ・ライブラリー&カフェ
講 師: 梅田 孝太さん(上智大学)
テーマ: ニーチェの『喜ばしき知恵』を読む
参加人数: 11名
参加者のコメント(抜粋)
・ニーチェは苦手だったが、本当に面白いと思った。
・ニーチェを知る良いきっかけになった。
・周りの方のお話、先生のお話を聞くのが楽しく感じられた。
・問いがあったほうがやりやすかった。
・様々な考えに触れることができて、面白かった。
・哲学者と哲学書について知識を取り込むことにとどまらず、参加者自身が考えて話すという場に居合わせることができて良かった。
・今後も楽しい企画を作ってくれたらありがたいです。
参加者からリクエストのあった哲学者・本・テーマ
・J.Sミル『自由論』
・ルター
・カント
★概要
参加希望者は定員いっぱいだったものの、当日キャンセルが相次ぎ、結局参加者は平均並みの11名だった。
9月のアーレントの回に引き続き横浜での開催であったが、前回同様直前キャンセルが2名発生した。
理由は不明だが、開催地のアクセスと何らかの関連性があるかもしれない。
前半は講師によるニーチェの紹介、後半は講師中心の議論という構成だった。
後半の議論は対話というより、講師への質疑応答に近い形式で進行した。
参加者の一人が、問いの設定があったほうが話しやすかった、というコメントを残していたが、論点の深掘り、展開を指向するためには、そういった工夫も必要かどうか検討の余地はあろう。
カフェフィロの原点が、「物事の同意や、問題解決ではなく、問いの発見、問いの更新をこそ目指すということ」(『哲学カフェのつくり方』より)ならば、(答え合わせ的な)権威=講師への個別の質疑応答に終始することは、いくらかの問題をはらんでいるといえるのではないか。