本と対話と哲学と

テツドク!@東京のアーカイブ

2016/6/12  プラトン『饗宴』

日 時: 2016年6月12日 14時30分~16時30分

場 所: 大田区 Luz大森

講 師: 田坂 さつきさん(立正大学) 

テーマ: プラトンの『饗宴』から恋愛について考える

参加人数: 10名

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参加者のコメント(抜粋)

・画像や本があって先生の話も良かったし、対話も良かった。

・あっという間に時間が過ぎてしまった。

・今更ですが、また哲学を勉強したくなった。

・前置きのテキストの話が長かった。時々早口でわかりにくかった。

・もう少し長い時間をとって、内容を掘り下げられると良かった。

・会場の周辺から物音が聞こえてきて、先生の声が聞き取りにくかった。

パワポや動画など前準備のレクチャーが、とても興味深く面白かった。

・「饗宴」の内容について、講義や対話から思っていなかったことに気づけて良かった。

・活発に意見が出て、とても楽しかった。レジュメや解説も良かった。

 

参加者からリクエストのあった哲学者・本・テーマ

・カント(2名)

ヘーゲル(2名)

ウィトゲンシュタイン

ダーウィン

アリストテレス(2名)

ニーチェ

・アラン

ソクラテスの弁明

 

★概要

参加人数は10名(そのうち1名は大幅遅刻)といつもより少人数だった。

男女比では初めて女性が参加者の過半数を占めた。

今回は恋愛がらみのテーマだった点が女性の動員力に影響したかもしれない。

 

先生の講義内容がパワポや動画を使った凝った内容で、これは参加者の感想や講義終了後の雑談などから判断すると、好感度が高かった。

 

テキストの成立過程などやや専門的な話に前半は時間が割かれたため、それに対する不満が一部に見られた。

 

後半の対話は参加者が順繰りに一人ずつ疑問点を問う、という方法がとられた。

 

したがって、参加者同士の対話は発生せず、先生と参加者の対話(質疑応答)になったが、内容的には前の人の問答を引き継ぐ形で展開するケースもあったので、まったくの授業形式というわけでもなかった。

 

前半の講義が割合専門的な内容だったこともあり、後半の対話を参加者間にどう展開させるのかについて、いくらか迷いがあったようにも感じられた。