本と対話と哲学と

テツドク!@東京のアーカイブ

2016/9/10 アーレント『活動的生』3回目

日 時: 2016年9月10日 15時〜17時

場 所: 横浜関内 アーキシップライブラリー&カフェ

講 師: 三浦 隆宏さん(椙山女学園大学

テーマ: ハンナ・アーレント『活動的生』から「労働」について

参加人数: 11名

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参加者のコメント(抜粋)

・偉大な哲学者のアーレントマルクスを(意図的にせよ)誤解していたことにビックリした。

・誤読を通して、違った読書の楽しみを知った。

・2時間がとても短く感じた。

・活発な意見が出て、大変面白くためになった。インスパイアされた。

・自分の側から哲学を引き付けるというより、哲学の定義から私を引き寄せる考えをするということが新鮮だった。ただ本を読んでいたら、きっと違う切り口になっていただろう。

・内容が充実しており、参加して良かった。

・一人で読んでいてはわからなかったことが整理されて良かった。

・疑問がいっぱいでてきたので、もって帰るお土産ができた。

 

参加者からリクエストのあった哲学者・本・テーマ

ハイデガー存在と時間

・ミヒャエル・クヴァマンテ

アリストテレス形而上学

ニーチェ

プラトン

・現代における哲学の定義

・哲学と文学・神学

キリスト教

・カント

 

★概要

参加者希望は予定人数満員だったものの、当日キャンセルが相次ぎ、結局参加人数は11名でおちついた。

 

横浜での開催は初めてであり、場所がわからずに来れなかった人もいた。

詳細な地図の用意や(迷った時の)緊急連絡先などの善後策を講じる必要があったかもしれない。

 

今回、アーレントは3回目だが、満足度は回を追うごとに上がっており、今回は100%だった。

参加者のニーズへの対応力が上がっているものと考えられる。

 

前半は輪読と解説、後半は講師中心に議論という形をとった。

アンケートからは議論や質疑応答の時間が足りなかったという指摘はなかった。

時間配分はうまくいったのではないか。

 

マルクスを誤読するアーレント」というテーマは刺激的で、「誤読」の哲学史における役割に新鮮味を感じた、というような意見が散見された。

哲学者の誤読、というテーマは参加者にかなりのインパクトを持って受け止められたようだった。