日 時: 2015年12月23日 14時~16時30分
場 所: 渋谷 東京ウィメンズプラザ
テーマ: マルクス・アウレリウスの『自省録』を読む
講 師: 杉田 正樹さん(関東学院大学)
参加人数: 11名
参加者のコメント(抜粋)
・いろんな方の意見をうかがえて面白く、考えさせられた。先生の話も面白かった。
・知らない単語も誰かが解説して下さるので、安心して話を聞けた。
・同じ文章を読んでも読み手によって受け取り方が違うのは面白い。
・とてもわかりやすく、議論も盛んで楽しかった。
・ローマの歴史を考えるきっかけになり、大変ありがたかった。とても勉強になった。
・素直に理解するように努めるというテツドクの姿勢がいいなあと思った。
・マルクス・アウレリウスの考えが身近に感じられた。
・特に参加者全員のテーマを探さなくても良いのではないか。
参加者からリクエストのあった哲学者・本・テーマ
・『哲学入門』
・『プロテスタンティズム』(ウェーバー)
・『エコエティカ』(今道友信)
・プラトン(2名)
・カント(2名)
★概要
今回初めて事前に参加者への説明(テツドクとは何か、参加にあたってのお願い)を導入した。
導入説明(簡単なオリエンテーション)→講師の講義→各参加者の講師への質問(ローテーション)→テーマの選定→議論、というプログラムで、流れの時々に出てくる専門用語や歴史背景の説明に関しては、誰か(主に講師と進行役)がフォローするというやり方を採用した。
参加者のレベル差がかなりあったが、何とか議論のベースを作ることができたのは、講師の誘導と上述のプログラムが機能した面が大きかったものと思われる。
参加者の満足度は過去最高(とても満足60%、満足40%)だった。
一方、「参加者全員に関心のあるテーマを探す必要はない」という意見もあったが、この参加者は「やや易しかった」「参加費が高かった」にチェックしていることから、もう少し専門的な議論をしたかったものと推察できる。
参加者のレベル・背景は様々であり、全員が満足(参加)できる共通の話題を設定することは不可能に近いが、参加者の満足度から見て、今回のテツドクの方法論に関しては一定の評価を与えて良いのではないか。
なお、今回のテツドクには「イオングループ」の会員誌からの取材が来ており、対応した。