本と対話と哲学と

テツドク!@東京のアーカイブ

2015/10/25 ハンナ・アーレント『活動的生』

日 時: 2015年10月25日 14時~16時30分

場 所: 下丸子 大田区民プラザ

テーマ:  アーレント『活動的生』を読む

講 師:   三浦 隆宏さん(椙山女学園大学

参加人数: 13名

 

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参加者のコメント(抜粋)

・時間が足りなかった。(類似コメント4名)

・対話の時間が足りなかった。(類似コメント3名)

・一般の書籍を読むだけではわからないことが、わかって良かった。

・Q&Aが参考になった。

・言葉の一つ一つを丁寧に解説してくれて勉強になった。

・テーマを絞るのは難しいと感じた。

アーレントの議論は一般人ではなく、教養人を想定しているとは知らなかった。

・哲学カフェはアーレントの「行為」を具現化している。

 

参加者からリクエストのあった哲学者・本・テーマ

アーレント

ヘーゲル精神現象学

マルクス

ソクラテス

・カント

 

★概要

参加動機の項目で、哲学者(アーレント)が52%で過去最高(カント22%、プラトン11%、フーコー50%、ハイデガー38%)だった。

アーレントの哲学者としての人気の高さがうかがえる。

(2013年に公開され、ロングラン上映された映画「ハンナ・アーレント」の影響が考えられる。)

 

コメント欄で時間の短さ、やり足りなさを指摘する声が多く(6名46%)、これも過去最高だった。

 

難易度は、はじめて「難しい」にチェックする参加者がゼロだったので、妥当なレベルだったと推測できる。

 

今回は「時間の足りなさ」、特に対話の時間の足りなさを指摘する意見が多かったので、テーマの選定、対話の方法を含めて再検討する余地があるかもしれない。

 

対話は参加者全員が興味を持てるテーマで進行すれば理想的だが、なかなか難しい。

コメント欄でも「自分の関係ないことで話し合うのは難しい」とか「テーマを絞るのは難しい」といった指摘があったが、その辺をどう構成していくかは今後の課題だろう。