本と対話と哲学と

テツドク!@東京のアーカイブ

2015/2/7 ハイデガー『存在と時間』

日 時: 2015年2月7日 13時30分~16時30分

場 所: 大森 入新井集会室

テーマ:  ハイデガー存在と時間』から時間について

講 師:  三浦 隆宏さん(椙山女学園大学

参加人数: 13名

 

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参加者のコメント(抜粋)

・とっつきにくい哲学書も解説つきだと実感としてリンクできる。(2名)

・後半の対話が良かった。

ハイデガーの生い立ちや世相での立場を絡めて読むのが新鮮。

・各世代の意見を聞くことができて楽しい。(2名)

・大変参考になって面白かった。

・学ぶことがたくさんあり、とても考えさせられた。

 

参加者からリクエストのあった哲学者・本・テーマ

 ・フッサール

ハイデガー

ウィトゲンシュタイン

ヘーゲル

ポパー

・『善の研究

 

★概要

 前半は講師による解説、後半は対話という構成だったが、この評価は割れた。

 

解説が良かった、あったおかげでよくわかった、という参加者と、解説は不要で対話に重点を置くべきだ、という参加者がいた。

 

後者(対話重視)が40代、50代の男性で、前者(解説重視)が30代、40代の女性で初学者を自任していた参加者だったことを考慮すると、参加者の要求レベルをどの程度に設定するかで構成比率を変える必要がでてくるかもしれない。

あるいは、事前にレベルの設定を公表しておくのも手だろう。

 

今回の会に「とても満足だった」と答えた参加者の8割が参加動機に「哲学者」及び「テーマ」を挙げていた。

 

もともとハイデガーなり時間論に興味のある人にとっては、そうでない人よりも満足度が大きかったと推察できる。

 

参加費(3000円)に対する評価も割れた。

「高い」が3名いる一方、「安い」も1名いた。

 

「高い」と回答した参加者のうち2名が20代女性、1名が50代男性、「安い」と答えた参加者は20代男性だったことから、若い世代のほうが「ふつう」を回避する確率が高く、費用対効果に敏感だったと考えられる。

 

☆レジュメ(抜粋)

 

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