本と対話と哲学と

テツドク!@東京のアーカイブ

2014/10/18 プラトン『国家』

日 時: 2014年10月18日 14時~16時30分

場 所: 大田区下丸子 大田区民プラザ 

講 師: 三浦 隆宏さん(椙山女学院大学)

テーマ: 『国家』から洞窟の比喩について

参加者数: 9名

 

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参加者コメント抜粋

・いろんな人の意見が聞けて良かった。(6名)

・背景(イデア等)の説明がもっとあっても良かった。(2名)

・問いは自分たちで決めるのではなく、最初から設定されているほうが良い。

・参加者のレベルが高かった。中学生が参加してもわかるような議論も良いのでは。

・対話は問題解決のために重要。

・聞くことが難しいことがわかった。

・対話は楽しい。違う解釈から別の発想が生まれ、世界が急に広がった。

・西洋思想と東洋思想の違いが出てきたのは意外だった。

・テーマが結局何だったのかわからないまま、話の幅が広がっていった。

プラトンは個人的には好きになれそうにない。

・時間が足りなかった。

 

参加者からリクエストのあった哲学者・本・テーマ

・ルソー

鷲田清一のファッション関連の本

ミヒャエル・エンデ

・カント「純粋理性批判

ハイデガー存在と時間

井筒俊彦「意識の形而上学

ラカン

仏陀

ヤスパース

デカルト

 

★概要

参加者の感想によると、対話を前提とした「テツドク」や対話そのものに対する期待値が高く(約8割)、テーマの内容である「プラトン」や「国家」に対する期待値は低かった。

 

コメント欄では「人と違った意見」に出会うことが当企画に対する満足の源泉である、といった見方が多く寄せられた。

 

また、対話を円滑にする条件、前提の説明不足を指摘する意見や参加者のレベルと対話の(高すぎる)水準に対する懸念などが見られた。

 

これらの点に関して、今後運営していくうえで、何らかの調整が必要かもしれない。

 

参加費(3000円)は、安いと感じる参加者はいなくて、高いが2名、ふつうが7名だったが、ふつうの1名は「運営費がかかるので」という注釈つきなので、全般的に企画内容に比して高いとの評価だったといえる。

 

☆レジュメ(抜粋)

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