本と対話と哲学と

テツドク!@東京のアーカイブ

2018年6月23日 カント『判断力批判』 美しいとはどういうことか

日時: 2018年6月23日 14時30分~16時30分

場所: 東京ウィメンズプラザ

講師: 寺田 俊郎さん(上智大学

テーマ: 美しいとはどういうことか

参加人数: 15名

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参加者のコメント(抜粋)

・世代様々な参加者の発言が聞けて良かった。

・「オタク」に興味がないので、話題に乗った時点で、少し不安になりましたが、「なるほどね」という落下点があった。

・聞いてみたかったこと。「生物多様性は美か」

・難解なテキストでしたが、わかり易い解説と活発な議論によって、自分なりによく理解が進んだと思う。ぜひ、この後の部分も取り上げて頂きたい。

・いろいろな考えが聞けて楽しかった。

・初めてでしたが、面白かったです。

・気楽に話せて楽しかった。

・今回はテキストを読んできましたが、解説を聞くと何倍も理解が進んだ。

・大変面白かった。

 

参加者からリクエストのあった哲学者・本・テーマ

・バーク

オルテガ

・オークショット

・カント(2名)

アリストテレス

ヘーゲル

 

★概要

「難しかった」が43%と比較的低く、「易しかった」が1名いたことから、テキストの難しさにもかかわらず、参加者にとって内容は平易に感じられたものと思われる。

講師がベテランの先生で、コンテンツ及び語り口を一般市民向けの体裁に整えるのに慣れがあったのかもしれない。

 

講義、対話の内容は偏り、とぎれもなく、スムースに進行した。それぞれの質問も講義内容につながりのあるもので、テーマを大きくそれるようなことはなかった。

時間配分も予定通りだった。

 

参加者のコメントは質・量ともに淡白だった。

うまく適切に滞りなく進行した点が反面では突発的なアクシデントがもたらすインパクト(飛躍)の消失、という「物足りなさ」を感じさせた側面があったかもしれない。

 

とはいえ、多くの参加者にとって満足できる内容であり、あえて足りなかった点を指摘する必要はないのではないか、と評者は考える。